「はやぶさ-2」予算申請行われる [はやぶさまとめニュース]

JAXAから「はやぶさ」後継機に向けた「探査機開発調査費」の予算申請が行なわれたようです。 JAXAグッジョブ!!

小惑星探査機「はやぶさ2号」2010年11月打ち上げ JAXA 岩砕採取で先行

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は小惑星探査機「はやぶさ2号」を2010年11月に打ち上げる方向で検討を開始した。C型といわれる炭素質の小惑星の岩砕の採取をめざす。探査機開発調査費として07年度に数億円の予算を申請した。小惑星探査は「はやぶさ」がS型といわれるケイ素質の「イトカワ」に数秒タッチしたものの、岩砕採取の確認はとれていないのが実情。この間、米航空宇宙局(NASA)は2010年代前半にも小惑星探査と岩砕採取を行う計画を発表。JAXA小惑星の岩砕採取を確実に行い、世界を一歩リードするため「はやぶさ2号」を打ち上げる。
 JAXAは太陽系の火星外側に位置する小惑星イトカワ」を調査する目的で小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げ、05年11月に数度にわたり数秒のタッチアンドゴーで「イトカワ」の地表の岩砕採取を試みた。岩砕はカプセルに取り込み07年6月に地球に投下する計画だったが、「はやぶさ」の燃料漏れなどにより、帰還は2010年6月予定と3年延期になった。

 岩砕を採取できたかどうかは不明で、採取不能だった場合は、日本円に換算して500億円を投資し「はやぶさ」と同様の方式で小惑星の岩砕採取を目指すNASAに先を越されることになる。

 2010年11月に打ち上げる「はやぶさ2号」は「イトカワ」と同位置に存在する小惑星を探査する。はやぶさ」とシステム的には変わらないが、故障したホイールをはじめ燃料タンクなどの設計を一部見直す。開発・製造費は95年に120億円で製造した「はやぶさ」よりも若干安くなるとみられる。打ち上げが実現すると岩砕の地球への帰還は2015−2016年の予定。

 川口淳一郎JAXA教授は「太陽系始原を解明するためには岩砕サンプルを取得することが重要。はやぶさで採取に成功したか分からない現状では、はやぶさ2号で採取を試みる必要がある」としている。

財務省ISASにメールしたけど、文部科学省にもした方がいいのかなあ? もう12月だし厳しそうですが。