H2Aの機種を半減=コスト削減を加速―三菱重工 [時事]

三菱重工業は5日、国産主力ロケット「H2A」による人工衛星打ち上げビジネスを2007年度から本格化するのに伴い、H2Aを現在の4機種から2機種に半減する方針を明らかにした。資材調達や品質管理のコストを削減する狙いで、打ち上げ費用の低減化につなげる。
能力が最大の「204型」(打ち上げ能力6トン)、最小の「202型」(同4.1トン)の2機種を存続。中間クラスの2機種を廃止する。政府系の大型衛星は来年度で打ち上げが一巡する見通しで、機種絞り込みにより事業の合理化を図る。 

おお、204をメインに据えますか。 初使用を前にして公表とはかなりの自信を感じます。 SRB-Aより小型の補助ロケット「SSB」は海外製ですが、これを廃止してSRB-Aに一本化し生産ラインを整理すると打ち上げ単価は10億円弱の削減に繋がるそうです。 量産効果も期待できるんでしょうね。
しかし、名物のSSB空中点火が見られなくなるのは少し寂しいですね。 まあそのかわり、SRB-A×4の大火力に生まれ変わるわけですが、まず11号機に注目です。