多数の破片、「悪い話」と懸念=中国の衛星破壊実験で−宇宙開発委員長 [時事]

中国が衛星をミサイル兵器で破壊する実験を実施し、多数の破片が衛星軌道上にまき散らされたとみられる問題が24日、文部科学省宇宙開発委員会で取り上げられた。松尾弘毅委員長(元宇宙科学研究所長)は「(破片の)数がいっぺんに出る。衛星の打ち上げとは比べものにならない。突出して悪い話という気がする」と懸念を表明した。
同省の藤田明博研究開発局長も「国際的に協力しながら遺憾であると打ち出していくべきだろう」と述べた。

全くもってその通りであります。 通常の打ち上げで発生するデブリは1回あたりほんの数個ですが、ある程度の大きさがあるので一定の追跡・監視が可能です。 今回の破壊実験では監視しきれない極小デブリが一気にばら撒かれました。 数十年単位は飛び続けると見られます。 最悪ですね。