参加国増加で加速する太陽系探査〜JAXA宇宙探査シンポジウム(2) [日経BP]

いやあ、各国から随分な数の構想が飛び出してきたものですね。

これらに加えて、シンポジウムに登壇したJAXA宇宙科学研究本部ISAS)の中村正人教授は、2016年頃に火星周回軌道に一種の気象衛星を打ち上げて、火星気象の長期的かつ継続的な観測を行う「火星気象・大気散逸探査機」という構想を説明した。

また、金星と火星の探査を継続的に行う意志も表明した。「PLANET-C」の次には、金星の大気圏に気球を投入して金星大気圏の観測を行う考えだ。また火星には、引き続き惑星表面への着陸機を送ることになるという。

日本の木星探査構想は、ESAとの協力を前提としているし、イギリスの「ムーンライト」には、日本のペネトレイターを搭載する話が持ち上がっている。また、フランスは、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」「はやぶさマーク2」へ、科学観測機器搭載で協力する意向を表明している。

PLANET-C以降の金星への継続的な探査や、火星探査の再チャレンジも挙がっているそうです。 また、「はやぶさ」後継機や木星探査に欧州の参加など、なかなか面白い事になってきました。