中国の燃料消費「公表より多い」 衛星観測で分析 [朝日]

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同機構地球環境フロンティア研究センター(横浜市)の秋元肇プログラムディレクターらは、欧州の大気観測衛星データから、燃料消費で生じる中国上空の二酸化窒素(NO2)量の推移を調べた。NO2もCO2も化石燃料などの燃焼で発生するが、NO2はCO2に比べ衛星からとらえやすく、数時間で分解されるので、観測時の燃料消費量の指標になる。観測の結果、中国上空のNO2は、96年に比べ、02年には約50%も増えていた。

国際エネルギー機関(IEA)は中国国家統計局の燃料消費統計を上方修正して公表しているが、それを基に計算しても同時期のNO2発生量は15%増にとどまり、衛星観測の結果との差について説明がつかない。

燃料の種別が分からないため、衛星データから真のエネルギー消費は逆算できないが、秋元さんらは「国家統計局が示す消費量は明らかに少なく、(温室効果ガス)排出量の算出に使うべきでない」と結論づけた。

で、この排出ガスは偏西風に乗ってたんまりと日本へ。 分析画像が載っていますが、中国に比べて何とも日本の慎ましい事w