陸域観測技術衛星「だいち」 データ中継衛星通信部機器の冗長系への切り替え及びソロモン諸島地震に関する「だいち」による緊急観測の結果について [JAXA]

宇宙航空研究開発機構JAXA)が平成18年1月に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち」において、平成19年4月5日14時26分頃(日本時間、以下同じ)、データ中継技術衛星「こだま」に向けた観測データの伝送が、中断する事象が発生しました。
この状況を踏まえJAXAでは、これまで得られているテレメトリデータを基に事象の確認を行い、4月8日17時頃、データ中継衛星通信部の送信系統機器の冗長系への切り替え作業により、「だいち」は正常な状態に復帰しました。また、詳細な原因究明作業を、並行して継続しております。
なお、上記中断発生からデータ伝送再開までの間の観測データ取得は、「だいち」から地上局への直接伝送により、継続して行なわれております。この期間中の4月8日8時38分頃に、JAXAは、ソロモン地域の緊急観測を行いました。取得画像解析の結果、ソロモン諸島地震の被災地の様子を確認することができました(別添参照)。

中継衛星「こだま」への送信機器にトラブルが発生したため予備系統へ切り替えて運用再開したそうです。 地上局との直接通信も行なえますが、大事に至らなくてよかった。 また、先日のソロモン諸島地震の災害観測も行なったようですが、トラブルを挟んだため今回は6日ほど経過したデータになったようです。 しかし沿岸部の隆起している様子などがクッキリと見えていますね。