衛星「だいち」で伐採監視 ブラジル・アマゾンで計画 [東京新聞]

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アマゾン地方の熱帯雨林は世界最大。環境問題への世界的な関心の高まりを受け、ブラジルの連邦警察や環境省森林伐採を厳しく規制しているが、木材密売や農地に転用するための違法伐採に歯止めがかからないのが実情だ。

2006年8月までの1年間に失われたアマゾン地方の森林面積は推定約1万3000平方キロ。連邦警察は年間約600件の違法伐採を摘発したが、環境保護団体は「氷山の一角」と指摘。ブラジル政府は現在、中国と共同で打ち上げた監視衛星の画像などを利用して監視している。

しかし、連邦警察犯罪捜査研究所のミランダ技官によると、10月から翌年5月ごろまではアマゾン地方が厚い雨雲に覆われ、地上を衛星から監視できない。このため摘発が遅れ、効果が挙がらないという。

そこで、日本の国際協力機構(JICA)の援助で、昨年1月に打ち上げた「だいち」を利用する計画が浮上。同衛星のセンサーは電波を利用して、雲の下の様子を年間を通じて把握できる。

おお、これは素晴らしい。 「だいち」の合成開口レーダーなら天候に左右されず伐採を監視できるそうです。 災害観測などに活躍していますが、環境監視への利用も着目され始めましたね。