欧州宇宙機関の新型の大型宇宙輸送船 [Technobahn]

ISSへの物資輸送には当初、米国のスペースシャトルとロシアのプログレス輸送船が利 用されることが計画されていたが、その後、2003年2月に起きたスペースシャトル・コ ロンビア号の崩壊事故により、ISSへの物資移送はプログレス輸送船に頼るという状況 が続いてきた。

ESAが開発したATVは9トンもの物資をISSがある中軌道上まで運搬する能力がある。これ は、ロシアのプログレス輸送船の運搬能力の2.3トンの4倍近くにも達し、ISSへの補給 業務もATVの登場により大幅に改善することが見込まれている。

ESAが大きさの比較のために作成したイメージ図が下のものとなるが、見ての通り、イ ギリス名物の2階建てバスがすっぽりと入る位の大きさがある非常に巨大な宇宙船とな る(ISSのモジュールと同じくらいのサイズがある)。

あらためて見るとやはりデカイですねー。 サイズ的には日本の開発しているHTVより少し大きく、可動パネルが4基付いています。 ATVは燃料、HTVは曝露部や大型部品の輸送が特徴で、うまく役割分担するようになっています。
ただこの記事では9トンの物資を運ぶとありますが、公式では7.5トンとあるようですけど…