過去の火星に水?新たな証拠 [sorae.jp]

上記2枚の画像は2007年4月6日にスピリットのパノラマカメラによって撮影されたもので、画像中央に写っている「ガートルード・ワイゼ」と名づけられた溝は、スピリットの車輪の回転によってできたものである。スピリットは昨年3月に右前輪が故障し、残り5個の車輪で活動を続けているが、この溝が深く掘られたのは、故障した右前輪の影響によるもので、全くの偶然である。

そして、科学者らはこの溝に対し、スピリットの小型熱放射分光計とアルファ粒子X線分光計で分析した結果、土壌に90%以上の二酸化ケイ素が含まれていたことが分かった。これまでの分析では、ほとんどの土壌は硫黄を多く含んでいた。

これだけの高濃度の二酸化ケイ素を形成するには、水と火山活動の相互作用が必要で、研究者らは、過去の火星に水が存在し、マグマによって加熱され、温泉のような状態があったかもしれないと主張している。

偶然で水の存在した証拠発見。 スゲエエー。