アマゾンの森守れ、「だいち」衛星画像で違法伐採監視へ [読売]

ブラジルのアマゾン地域では2005年8月からの1年間で東京都の面積の約6倍に相当する約1万3000平方キロの森林が消失した。その多くは違法伐採などの環境犯罪が原因と見られている。

ブラジル連邦警察は、地上からは把握が困難なこうした環境犯罪の監視のため、これまで中国と共同で打ち上げた地球資源衛星からの画像を活用し、年間約600件に上る犯罪を摘発してきた。

しかし、アマゾン上空は雨期を中心に半年間にわたって厚い雲に覆われるため、監視の大きな妨げとなり、犯罪に取り締まりが追いつかないのが実情だった。

そこで連邦警察が注目したのが、電波を利用し天候や昼夜を問わず地表の状態を観測できる「だいち」が持つ最先端技術だった。早ければ7月にも宇宙航空研究開発機構JAXA)からの画像提供が始まり、連邦警察によると、来年以降、監視システムとしての本格的な運用を開始する見通しという。

早くも7月から動き出すようです。 いいですねー。 環境監視という需要は伸びてきそうな予感。