月と火星へ行くための宇宙服 [sorae.jp]
スペースシャトルとソユーズ有人宇宙船の打ち上げにはオレンジスーツやソコール宇宙服と呼ばれる軽量の宇宙服が使用され、国際宇宙ステーション(ISS)やスペースシャトルの外で活動する際には、船外活動ユニット(EMU)やオーラン宇宙服と呼ばれる、非常に重たい(約130kg)宇宙服が使用されている。
しかし、もし人類が火星や月に行った時、このような重たい宇宙服ではなく、より軽量でより柔軟性の高い宇宙服が必要となる。ニューマン教授は現在、このような宇宙服の研究に取り込んでいる。
ニューマン教授はポリウレタン繊維とナイロンを使用し、全く新しいアプローチで軽い宇宙服を開発しようとしている。同氏が考えている宇宙服はまるでボディスーツのように体に密着し、手足を動かすと同時に、宇宙服も伸び縮みし、宇宙飛行士は宇宙服によって、動きの制限がほとんどないという。
さらに、この宇宙服は現在の宇宙服よりも頑丈で、小さな隕石によるダメージを受けたとしても、修理が簡単で、宇宙飛行士の活動への影響も少ないという。
この新型宇宙服の完成について、ニューマン教授は10年以内、人類が火星へと旅立つ準備ができる頃に完成するかもしれないと述べている。
スキンタイトスーツキタコレ。