リサイクル宇宙船:低コストで宇宙往還目指す JAXA  [毎日]

再使用型宇宙船の開発を目指す宇宙航空研究開発機構JAXA)は今年11月、無人小型実験機を使った飛行試験を北海道大樹町で実施する。ヘリコプターでつるした実験機を高度1キロで分離し、約1キロ離れた滑走路に自動着陸させる計画だ。

実験機は想定している宇宙船の5分の1の大きさで、長さ1.6メートル、幅87センチ、重さ30キロ。05年度から研究開発を進めていた。軽量化するために翼を最小にし、胴体そのもので揚力を発生させる「リフティングボディー」という形状が特徴だ。荷物を積む空間が機体に増える半面、低速になると安定性が悪くなるため、着陸時に制御しにくい。

このため、機体の周囲の空気の流れなどをコンピューターで解析し、制御しやすく安定して飛行できるように設計を改良した。昨年末からは、実験機で風洞試験をし、予定通りの飛行性能が得られることを確認した。

これは確かLIFLEXというものでしょうか。 HOPE-X凍結後も細々とこういった基礎実験は続けられているようですが、JAXAはリフティングボディを狙っているのでしょうか? 以前何度かイメージが公開されていた再使用型往還機はHOPE型のデルタ翼機でしたが、まあ何せ政府にお伺いを立てるのが2015年って事になっちゃってますから、色々と考えているんでしょうかね。 HTVを発展させて往還機にって話もありますし、実際飛ぶのはこっちの方が早そうですが。