月周回衛星「かぐや」関連

月周回衛星「かぐや(SELENE)」のリレー衛星(Rstar)の分離及び主衛星搭載カメラによる月撮像について [JAXA]

宇宙航空研究開発機構JAXA)は、平成19年9月14日(日本時間)に種子島宇宙センターから打ち上げた月周回衛星「かぐや(SELENE)」の、リレー衛星の分離運用を行い、10月9日9時36分にリレー衛星の分離を正常に行いました。現在、主衛星及びリレー衛星の状態は正常です。

なお、主衛星搭載カメラによるリレー衛星分離画像を別添1に示します。

また、主衛星搭載カメラのうち、ハイゲインアンテナモニタ用のカメラにより月の撮像が行われましたので、合わせて別添2に示します。

まず一つ分離成功おめ。 そしてとてもナイスな月面写真が届いております。 モニタ用のカメラで撮影された月の裏側から北極にかけての画像が3つ上がっていますが、これがまたほんの20分の間に高度1500kmから700kmまで迫り来る月面の様子で、スピード感たっぷり味わえて実に素晴らしい! これをプレスリリースに合わせて公開するあたり、分かっていますねw

月の記念写真だ! [松浦晋也のL/D]

それでも、この写真はすばらしい。「かぐや」の一部と共に写った月の北極地方は、私達が宇宙船で月面上を飛んだらこう見える、という、言ってみれば「かぐやの記念写真」なのだ。

皆さん、分かっておられるだろうか。これは北極上空から見た月だ。アポロの乗組員も見たことのない月面なのである。

松浦さんも大興奮w
もちろんです。 散々見慣れたあの月の上をジェットコースターのように飛び回りながら撮る画像にこれほどワクワクさせられるんですから、この構図は尚更それを掻き立てますよね。 これが今まさにあの月で「かぐや」が見ている光景なんだなと思うと臨場感は高まる一方で、つい何度も画像を見返してしまいます。 正直自分もこれ程とは思ってませんでしたw

10日の朝刊では一面記事に

あの月面写真が毎日や朝日などいくつかの新聞で一面に載ってました。 効果絶大ですねー。 子衛星分離の記述がほどんどオマケ扱いになってましたけどw