中国、「嫦娥1号」を打ち上げ [sorae.jp]

中国国家航天局(CNSA)は予定通り、北京時間10月24日18時5分(日本時間19時5分)、同国初の月周回探査機「嫦娥1号」を載せた「長征3号甲(CZ-3A)」ロケットを、四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げた。

打ち上げられた「長征3号甲」ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約25分後に「嫦娥1号」を所定の軌道へ投入し、打ち上げは成功した。

嫦娥1号」は今後地球周回軌道で軌道修正を行い、11月5日に月周回軌道に投入される予定。その後、高度200kmの月周回軌道で、CCDカメラ、マルチスペクトルカメラ、レーザ高度計、ガンマ線スペクトロメータなどを用いて、1年間にわたって月面を観測する。

打ち上げ成功した模様です。 おめでとうございます。 まあ打ち上げ自体は実績のある長征なので特に問題はなかったことでしょう。 軌道的には静止衛星打ち上げと似たようなものですしね。 むしろ中国は地球周回軌道以遠での運用が初めてなので、月周回軌道投入のあたりからがむしろ本番と言えます。

嫦娥1号、月探査領域の2番手集団を先駆ける技術 [人民網]

中国の月探査プロジェクトで主席科学者を務める欧陽自遠氏によると、宇宙開発技術の領域では、米国とロシアが第1グループとして一歩リードしている。そのなかで、中国は、独自に有人宇宙飛行を実施できる3番目の国である。嫦娥(じょうが)プロジェクトでも多くの独創的な技術と実験が試みられており、米ロを追う中国・EU諸国・日本からなる月探査領域の第2グループでは、中国が先駆けていると言える。「京華時報」が伝えた。

んー何が先駆けているのか知りませんが、随分強気っすねw ちなみに月に関しては日本は15年前から「ひてん」などのミッションを行なっています。

中国、初の月探査機打ち上げ成功 進む国際競争 [朝日]

中国国防科学技術工業委員会によると、嫦娥1号は地球を5〜7回ほど周回した後、31日から月に向かい、11月5日には月の軌道に移る。立体カメラでの撮影は世界初。このほかX線などを使って鉱物の種類や分布状況、土壌の特性を分析し、同月下旬には月の画像を地上に送信する。

ん? 立体視カメラなら「かぐや」も積んでいるはずですが。

嫦娥一号打ち上げ [ニコニコ動画]

ニコニコに打ち上げ動画が上がっていました。 途中からはCGですが、エンジン停止してから機体を地上に向けた状態にして衛星を分離するというのがどういう事なのかよく分かりませんでした。