10年代前半に月着陸機=ロボット技術で独自性発揮−文科省作業部会が報告書 [時事]

文部科学省宇宙開発委員会の月探査ワーキンググループは28日までに、月面着陸機と探査車、リレー衛星で構成される月探査機「セレーネ(かぐや)」の2号機を2010年代前半に国際協力で開発し、打ち上げる計画を盛り込んだ報告書をまとめた。宇宙航空研究開発機構の次期中期目標・計画に反映させる。
宇宙機構はかぐや、セレーネ2に続き、10年代後半に月面の岩石試料を採取し、地球に持ち帰るセレーネXを打ち上げた後、20年以降に建設が予想される国際有人月面基地に日本人宇宙飛行士を送り込む構想を立てている。
セレーネ2の着陸機は、地球からの電波による遠隔操作ではなく、小惑星探査機「はやぶさ」で実証した搭載コンピューターによる自律制御で安全な場所に着陸し、地震計などで月の内部構造を詳しく調べる。探査車は高性能燃料電池で夜間も動けるようにする。開発予算は500億円程度。

一昨日の記事関連。 どうやら次期ロードマップに反映される見込みの模様です。 自律制御による着陸など革新技術が盛り込まれていますが、「国際協力で開発」の文字がやはり気になります。 「はやぶさ2」の件がどうしても頭をよぎるというか…w まあ、ともあれ積極的な計画推進は大変結構なことであると思います。