中国初の探査衛星、月に向けて周回軌道離脱 [読売]

新華社電によると、中国政府が24日に打ち上げた同国初の月探査衛星「嫦娥(じょうが)1号」は31日午後5時28分(日本時間同6時28分)、地球の周回軌道から離脱し、予定通り月に向かって進み始めた。

11月5日に地球から約38万キロ・メートル離れた月の周回軌道に入る予定。

嫦娥1号は24日以降、楕円(だえん)形の地球の周回軌道を回り、月の引力などを計算して月に向かう最良のタイミングを待っていた。今後、3度減速して月の周回軌道に入り、計画通りに進めば、11月下旬には最初の月面画像を地上に送信する。(中国総局)

どうやら「嫦娥」も月に向かう軌道に入ったようです。 「かぐや」の場合は地球を周回しながら遠地点が月の公転軌道を横切る軌道で月周回軌道に飛び移りましたが、嫦娥は遠地点12万kmの地球周回軌道から噴射を行なって月へ向かう段取りの模様。