H−IIA14号機用のフェアリング、川崎重工が種子島へ出荷 [フジサンケイビジネスアイ]

川崎重工業は20日、H−IIAロケット14号機の先端に取り付けて衛星を保護する衛星フェアリング=写真=を種子島宇宙センターに出荷したと発表した。

衛星フェアリングは衛星を格納する部分で、ロケット先端に取り付けられ、打ち上げ時の振動、空気摩擦から衛星を守る。大気圏外に達した後、左右に2分割して衛星から離れる。

今回出荷したのは全長12メートル、直径約4・1メートルのシングルタイプ。長さ約10・2メートル、直径3・7メートルまでの衛星を1基格納できる。川崎重工はH−IIロケット向けにすでに計7機分の納入実績がある。

H−IIAロケット14号機には、超高速インターネット衛星「きずな」が搭載され、今冬に打ち上げられる予定。

今回搭載される衛星「きずな」は種子島宇宙センターに既に搬入されていますが、衛星フェアリングも昨日出荷された模様。 今回は4S型なんですね。 衛星重量(打ち上げ時)が約4.8tあるわりにコンパクトな感じ。