理事長インタビュー 「2008年 新春にあたって」 [JAXA]

昨年は天文衛星「すざく」「あかり」「ひので」の成果に対する評価が高かったようです。 これらの活躍は目覚ましいものでしたねー。

「日本も意欲的に有人宇宙活動をやるべき」という国民の声が強まり国の政策に反映されれば、執行機関としてJAXAで推進していきたいと思います。さらに、小惑星探査機「はやぶさ」や月周回衛星「かぐや」の目立った成果もあり、宇宙探査への関心が高まってきました。「はやぶさ2」や「かぐや2」を作ってほしいというご意見が多いことも印象的です。

宇宙科学・月惑星探査では、金星探査機「PLANET-C」の開発や、水星探査機「BepiColombo」、電波天文衛星「ASTRO-G」の研究開発を進めるほか、将来の月・惑星の探査計画について、一定の結論を出したいと思います。小惑星探査機「はやぶさ」や月周回衛星「かぐや」の後継機となる「はやぶさ2」、「かぐや2」の準備をそろそろ始めたいと思います。これについては、次世代の天文衛星も含め、ぜひ国際協調の枠組みで行いたいです。太陽の光の圧力を利用して太陽系空間を自由に飛翔する「ソーラーセイル」などの野心的な技術も魅力的ですね。

はやぶさ2に関しては以前に比べかなり前向きな言葉になってますね。 後継ミッションの要望についても触れられていますし、消滅の危機は脱したか?