日本の有人月探査「実現可能」 三菱重工が検討案 [朝日]

同社は05年ごろ、全社的に検討を始めた。現時点の案はアポロ計画に似ているが、アポロのように1機の超大型ロケットではなく、既存のH2Aロケットの打ち上げ能力を2倍に高めた改良型6機を使う構想だ。

飛行士3人を乗せた司令船や無人の状態の着陸船、両船を月への軌道に乗せるロケット2組などを個別に発射。地球を周回する軌道上で、数日かけて各部をドッキングさせてから月に向かう。

日本の宇宙開発は無人探査が主だったが、今年から国際宇宙ステーション(ISS)で設置が始まる実験棟「きぼう」の開発で有人飛行の技術も得つつある。検討チームの宇宙機器技術部・川端裕子さんは「技術的には20〜25年ごろまでには実現できる」という。

ただ、日本単独で6機のロケットを1週間で打ち上げるのは難しく、3カ国以上の協力が前提。費用も数兆円規模になるとみられる。今後、同社は宇宙航空研究開発機構などと協力し、さらに検討を進める予定だ。

゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォ
ああ、いやまあ、技術的には確かに可能かもしれませんね。 しかしそれ以前に地球周回軌道の有人飛行を始めなければいけないわけですが。 まあ有人に関して当分動かないと自分で決めてしまったJAXAに比べればその積極性は大いに結構ではあります。 ちょっとぶっ飛ばし過ぎのような気がしますけどw
H-IIAの2倍と言うとH-IIB。 国内では種子島の大型発射場第2射点からしか上げられませんから当然海外からの打ち上げも盛り込まないといけないでしょうが、海外にH-IIB用射点を新設しまくるよりはアリアン5あたりに委託した方が安くて速そうですね。 もしくはクリスマス島をガッツリ整備してしまうとか。 何にしてもまず6機も上げるという前提はリスクが高くなりすぎるのが厳しいですね。 もっとも、これはあくまで「やってみるとしたらこんな感じじゃね?」的な意見なんだと思いますが。