日の丸宇宙望遠鏡、12年にも 大学連合打ち上げ目指す [朝日]

衛星の開発には東北大のほか、東京大、京都大、九州大などから約100人の研究者が参加。このほど、宇宙航空研究開発機構が開発中の新しい固体ロケットで打ち上げる小型科学衛星シリーズの1号機候補に内定した。費用は数十億円の見込み。

計画では衛星は縦、横、高さが2メートルほど、重さ300キロ程度で、高度約500キロの軌道を回る。口径30センチと20センチの望遠鏡を搭載する予定で、水星、金星、火星、木星土星を観測し、大気や気象などを調べる。

宇宙望遠鏡としては、米航空宇宙局(NASA)が90年に打ち上げたハッブル宇宙望遠鏡(口径2.4メートル)が、遠方の天体の観測などで大きな成果を上げている。

グループのまとめ役の一人である東北大の高橋幸弘講師(地球物理学)は「惑星だけを継続的に詳しく観測できるので、これまでの惑星観を塗り替えるような成果が期待できる」と話している。

小型衛星だけあってかなりの低コスト。 それでいて「すばる」級の解像度を叩き出すそうです。 打ち上げは次期固体ロケット。 成果が楽しみですねー。