Windows 7はVistaベース、新カーネルはなし [ITmedia]
米Microsoftが、次期版OS「Windows 7」は新しいカーネルではなく、Windows Vistaを基盤にすると明らかにした。
同社は5月27日、Windows Vista公式ブログでWindows 7の状況について報告。その中で、Windows 7はWindows Server 2008と同様にWindows Vistaを土台にすると説明、一部で流れている「MicrosoftがWindows 7向けに新しいカーネルを開発している」という憶測を否定した。
Windows 7では新カーネルを採用するのではなく、Vistaのカーネル設計やコンポーネント化のモデルを改良するとMicrosoftは述べている。ただし、そうした変更がユーザー体験や、アプリケーションとハードウェアの互換性に悪影響を与えることはないという。実際、同社はWindows 7の目標の1つとして、Vistaの推奨ハードやVista対応アプリケーションとの互換性確保を挙げている。
Windows 7の進捗状況について、同社は「Vista発売から約3年後」の出荷に向け、順調に進んでいると述べている。β版のリリース予定については明らかにできる状態にないとしている。
これ読んでエーとか思ったんですがどうやら別段変な話でもないらしい
■Windows 7:それほど新しくないMicrosoftの新MinWinカーネル [日経BP]
筆者は2003年3月,MicrosoftがLonghornをコンポーネント化している(このプロジェクトが最終的にWindows Vistaになった)ことを伝える記事の中で,初めてMinWinを紹介した。MinWinは,Longhornの「基盤となるOS」の部分を担うコンポーネントである,と筆者は書いた。当時の筆者の記事を引用する。「この基盤となるOSコンポーネントは,完全な言語非依存で,Microsoftが今後開発するLonghornの全エディションのサブセットである。従って,Microsoftと同社のハードウエア・パートナーは,この基盤となるOSを使って,実際のLonghornエディション(業界の専門用語にならって『Longhorn SKU』と呼ばれる)を開発できるようになるのだ。現在明らかになっている情報では,IT管理者(そして,当然個人ユーザーも)はSKUを開発できないため,特定のWindows SKUをライセンス使用することになりそうだ」。
そして,記事に書いたことはそのまま現実となった。Microsoftは,MinWinとVistaのコンポーネント化されたベース部分を使って,記録的な数のVista製品バージョンを開発したのである (筆者は,これらの記事でもMinWinに触れている)。
要はMinWinの技術はVistaの時点で既に導入されていて、時期Windowsもそれを発展させたものを採用するという話らしいですね。