STS-124 「きぼう」船内実験室設置ミッション関連

ついにこの時が! 苦節20余年、ついに「きぼう」が起動した瞬間です。 これまで開発に関わってきた人達は感慨もひとしおでしょうね。 クルーの皆さんも大はしゃぎで,まだラックの取り付けられていない「きぼう」の中で跳ね回ってました。 なんせISSの中で一番広い空間ですし。 のれんとかだるまとかユーモア溢れる一品も気が利いてますよねw
まだまだこれから作業は残ってますし、今後は船外実験パレットの取り付けミッションが年度末に控えており完成はもう少し先です。 ISS計画が遅れまくったことで科学実験の先進性など色々と難題が残りますが、これを機に気運を盛り上げていくことが出来るといいですね。
そういえばNHKニュースでやってましたが、常に60デジベルもの騒音が鳴り響くISSの中で「きぼう」の静音性は群を抜いていて、1/5から1/10、「雑踏」と「ホテルのロビー」程の差があるそうです。 なもんで騒音で不眠に悩むクルーが「きぼう」の中で睡眠を取ることも今後検討されるとか何とか。 4畳半の「船内保管室」もくつろぎ空間として狙われているそうですしw その船内保管室の実験室への移設は明日の夜半過ぎに行われる予定です。

「いらっしゃーい」星出さん きぼう初入室 夢ぎっしり [産経]

前日に実験室をISSに設置した星出さんは、この日も“現場監督”として電源や配管を接続。水で満たされていなければならないISSと実験室をつなぐ配管に空気が混入するトラブルが発生したが、地上と連係しながら空気を抜くことに成功、スムーズに切り抜けた。

トラブルによる遅れを取り戻すため、星出さんの代わりに米国の管制官がきぼうのメーンコンピューターを起動。これを受けて、4日午後2時51分(同5日午前4時51分)、宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター(茨城県)にある管制室から、きぼうへ初指令を送信し、通信回線の状態を確認した。

ライブ中継を見てると確かにエアバブルがどうのと何かトラブった様子でした。 どうやら地上からの支援で起動作業を並行して進めることで効率的に作業を完了したようです。 グッジョブですねー。

きぼう管制 トラブル克服 センター総立ち、拍手 [読売]

米航空宇宙局(NASA)の管制官が同日未明、異常に気付いた。船内実験室と国際宇宙ステーション(ISS)をつなぐ冷却水の配管内に大量の気泡が発生し、実験室の循環ポンプを壊す恐れがあった。

「水回りは気にしていた部分でもあり、ちょっとありえない」。筑波管制チームのリーダー東覚芳夫さん(39)は危機感を抱いた。

NASAから判断を求められた筑波宇宙センターに控える技術陣は、地上試験でのデータを見返し、船内実験室にある空気を抜く装置などでギリギリ乗り切れると決断した。「地上でさんざん繰り返した試験が生きた」と長谷川義幸ISSプログラムマネジャー(57)は振り返る。

ISSから送られてくるデータが正常な値に戻っていくと、管制室の空気がようやく明るくなったという。

同センターは午前4時51分、きぼうのコンピューターを遠隔制御する指令信号を初めて発信。船内実験室の起動を完了させた。3月に「きぼう」の船内保管室がISSに設置された時点で同センターは管制体制に入っていたが、船内実験室が起動するまでは通信や指令ができなかった。

筑波の管制センターの判断が功を奏したようです。 クリティカルな局面で的確にトラブルを回避したのは流石、これまでの訓練の成果が出ましたね。

■船内実験室の起動・入室

ISSで最も広いモジュールを目一杯満喫した後、船内保管室からラックを移設する作業に移ります。

06:15 パーティー

みんなはしゃぎすぎですww スピンしたり壁を駆け回ったり、そこのマツイ(ギャレット)さん! 面白過ぎです!


06:10 突入

「Welcome」「実験&飛行士募集」www


06:08 入室

これは想像以上に広い。

06:00 マツイ

にしこり

05:55 のれん

この発想は無かったw のれんいいなあ!

05:35 入室準備中

wktk

04:25 起動成功

よーしよしよし! 星出さんスゴイ笑顔!(キャプミスった…)

03:35 起動作業中

ごったがえしてきましたw

01:05 トイレが直ったらしい

科学が勝利した瞬間です。

01:10 星出さんが入室に向けて作業中

ケーブルを接続とか何とか