ビルゲイツ本人がマイクロソフトに苦情、Windowsの使い難さはどうにかなりませんか? [Technobahn]

2003年当時、マイクロソフトビル・ゲイツ会長がマイクロソフト幹部社員に対してWindowsは使い難くどうにかしてほしい、とする苦情のメールを送っていたことが25日、米シアトルタイムズ紙に掲載されたゲイツ会長本人のものとみられる電子メールにより明らかとなった。

電子メールは2003年1月15日にゲイツ会長がWindows開発の最高責任者(当時)だったジム・オールチン(Jim Allchin)氏らに送ったもの。

メールの中でゲイツ会長はたまたま、Windows Moviemakerをダウンロードした上で、Digital Plus Puckをマイクロソフトのサイト経由で購入しようと思い立ち、考え付く方法の限りを尽くしてMoviemakerのファイルを探そうと試みたが、どこを探してもMoviemakerにはたどり着かず、イライラが爆発。

自分で探すことに諦めたゲイツ会長は社員に問い合わせをしたところ、ダウンロードページの検索ボックスではなくメイン画面の検索ボックスから「movie maker」と入力すれば見つかると教えられる。

教えられた通りに検索をしたところ、6秒も待たされた挙句、ようやくMoviemakerを見つけることに成功。

検索結果のリンクをクリックすればお目当てのMoviemakerをダウンロードできると考えたゲイツ会長は意気揚々、リンクをクリックするが、今度は「MoviemakerをダウンロードするにはWindows Updateを利用してください」というメッセージが表示される始末。

これでまだ半分w そりゃゲイツといえどキレる! まあ世界トップの富豪がいちユーザーとしてフィードバックに貢献するという姿勢は良いものではないでしょうか。 その後リリースされたVistaUACのウザさは格別ですがww

このメールの真偽に関してシアトル・ポスト紙が、ゲイツ会長本人に確認の問い合わせをしたところ、ゲイツ会長は、この手紙が本物かどうか答える代わりに「こうしたメールを書かなかった日はなかった、こういうふうに開発部門に対してフィードバックを入れるのが自分自身の仕事だと考えていた」と答えたという。