ロケットの国産化超え、商業化目指す日本 「韓日の宇宙格差」の現場を行く [東亜日報]

最初、三菱重工業は、日本宇宙航空研究開発機構JAXA)から受注したロケットを生産する役割だけを果たしてきたが、昨年から打ち上げサービスまで引き受けることになった。その初のデビュー作が、昨年9月に日本の月探査船「かぐや」を搭載して運んだH−2Aロケット13号機だ。

三菱重工業は、これをきっかけに海外市場の開拓にも取り組んでいる。その最初の対象となっているのがロケット打ち上げ部門で初期段階にある韓国だ。

三菱重工業・航空宇宙事業本部の浅田正一郎部長は、「韓国の多目的実用衛星であるアリラン3号(2011年頃に打ち上げ予定)の打ち上げ業者の選定に提案書を出している」と話した。同社が提案した金額は、競合国であるロシアの50〜70%水準だという。

三菱側は、「H−2Aロケットは05年の7号機以後、7回連続の打ち上げに成功した」とし、「6号機の打ち上げには失敗したが、全体の成功率は92.3%にのぼる」と説明した。そのうえで「H2−Aロケットに対する国際的な信頼度は、打ち上げ失敗に備えた保険料率が欧米の大手企業と変わらないことからも分かる」と加えた。

以前、3月頃の受注成立を目指しているとの報道が流れていましたが、どうやら今現在も韓国企業と「アリラン3号」打ち上げ受注交渉中のようです。 経緯はよく分かりませんが、競合しているロシアのサービスより3割以上安く設定しているらしいです。 物凄い割引率ですが、デュアルロンチかな?