「美・画面」PSP-3000、動画の横シマは仕様 [Engadget Japanese]

実際に3000で動画を再生あるいはゲームをプレイしてみると、動く部分でいわゆるインターレース表示に似た横シマが視認できます。特に分かりやすいのは明暗の大きく書き換わる部分。たとえば暗い色のテーマ上でXMBのアイコンを移動させたときなど。動きの速い動画コンテンツでは画面に黒い縞がかかったように見え、ゲームでいえばモンスターハンターP2Gのオープニングムービー冒頭、主人公の後ろを猫(?)のようなキャラクターが横切る場面では輪郭が偶数・奇数ラインおきにノコギリ状になっているのが視認できます(2000では残像でふわっとにじむため鋸歯状には見えない)。

ブラウン管のにじみを前提にデザインされたグラフィックを液晶ディスプレイに表示するとはっきり見えすぎて逆に「汚く」見えるという現象があります が、PSP-3000では液晶の応答速度がPSP-2000比で約二倍(書き換え時間が半分)になり残像感が減少していることに加えて、サブピクセル配列がRGBRGB......ではなく横一直線(RRR...と横1列ごとに色が並ぶ) になったことからもうかがえるようにディスプレイ特性そのものが変わったことにより、このインターレース状の横シマの問題が発生したようです。つまり不具合ではなく仕様。

そういえば画面を一気にズームした時なんか縞っぽいのがうっすら見えたりしますねえ。 まあ視認性が落ちるわけでもないですし気にしなければ気にならないレベルではありますが、画質をウリにしているものでこういう問題がでるのは片手落ちな感じですねえ。 液晶はSHARP製で、応答速度UPと配列の変更でこういうのが出るようになったそうですが、となると今後出るゲームはこれに対応したものになるという事でしょうか? 新作ソフトは発表会でもPSP-3000の画面に合わせて対応するとか言ってましたし。 SONY的にはファームウェアでの対応はしない(出来ない)と言っているようです。