チャンドラヤーン1号、初の画像 [sorae.jp]

インドの月探査機「チャンドラヤーン1号」からの初画像が届いたようです。

インド宇宙研究機関(ISRO:Indian Space Research Organisation)は10月31日、同国初の月周回探査機「チャンドラヤーン1号」によって初めて撮影された画像を公開した。

上の画像は地球から約9000km、下の画像は地球から約7万km離れた距離から、いずれも10月29日、地形マッピングカメラ(TMC)によって撮影されたもので、オーストラリアの北海岸を中心に捉えている。

今回の撮影はカメラの試験の一環として行われたもので、試験の結果も良好だったという。「チャンドラヤーン1号」は地形マッピングカメラ(TMC)の他、合計11種類もの観測機器を搭載している。

また、「チャンドラヤーン1号」の4回目の軌道修正は10月29日に行われ、現在、遠地点高度26万7000km、近地点高度465kmの軌道に投入されている。このまま順調に行けば、「チャンドラヤーン1号」は11月8日に月周回軌道に投入される。

なお、「チャンドラヤーン1号」は10月22日、PSLV(Polar Satellite Launch Vehicle)ロケットによって打ち上げられた。

現在は地球を周回中で、徐々に遠地点高度を上げて行っている最中です。 かぐやがハイビジョンカメラで地球を撮影したのと似たシチュエーションですね。 今回の撮影は観測用の地形カメラによる撮影で、問題無く機能しているそうです。 月周回軌道に入るのは今週末。