日本はLNGエンジン開発で世界のトップを走っている ビガー・ヤン氏(ペンシルバニア州立大学・機械・原子力工学部教授)インタビュー [日経BP]

NASAで使っている技術の成熟度を示す指標にTRL(Technology Readiness Level:「技術達成指標」と訳す)というものがあります。全9段階でTRL1が基礎研究段階を示し、最高のTRL9が実用システムへの適用を示します。LNGエンジン開発の現状を私なりに評価するならば、中国はTRL1.5(「基礎検討」と「技術的な可能性の検討」の間)です。アメリカはTRL2.5(「技術的な可能性の検討」と「基礎技術の開発」の間)、欧州はTRL4(「技術開発」)、ロシアはTRL5(「技術のデモンストレーション」)です。

私は日本は現状でTRL7.5(「実用システムの開発」と「実用システムの評価」の間)であると評価します。日本のLNGエンジンの開発は、世界的に見ても過去50年で初めての新たな燃料への挑戦であり、その成果は高く評価できます。日本は、誰も使ったことのない燃料を選び、技術的にまったくのゼロから始めて、自らの思考と実践で困難を克服し、あと少しで最初の実用エンジンを実現するところまで持ってきたのです。

確かにLNG推進の研究としては有望だと思いますが、GXロケットとしての計画がかなりgdgdなのが痛いですよねえ。 下手したら追加で1000億オーバーですし。 しかも技術的な所ではなく、予定していた輸入品の1段目機体が計画遅延の間に生産中止という話ですから。 大きな追加予算を注ぎ込んで2・3発上げて終わりなんて曰くが付く前に何とかならんものか…