遂に姿を現した「ファルコン9」 [sorae.jp]

Falcon1の1段目エンジンは1基ですが、それが9基に増えてFalcon9。 まさにそのまま。

SpaceX社(Space Exploration Technologies Corporation)は12月31日、ファルコン9ロケットのペイロードフェアリングと本体との結合作業を完了し、遂にケープカナベラル空軍基地で、完成されたその姿を現した。

ファルコン9ロケットの初段は12月18日にケープカナベラル空軍基地に届けられ、その後、12月21日に初段エンジン、12月23日に2段目とペイロードフェアリングが到着し、SpaceX社は長いクリスマス休暇も取らずに、組立作業を進めていた。

完成されたファルコン9ロケットは幅約3.6m、長さ約55m。現在はまだ横たわっているが、SpaceX社は2009年始めにも発射施設40(SLC-40)の発射台とエレクターを完成させ、ファルコン9ロケットをセットする見込みである。

ファルコン9ロケットは、民間企業による国際宇宙ステーションISS)への物資供給とクルー輸送を行うNASAのCOTS計画に参加しており、先端に貨物用もしくはクルー用のドラゴンカプセルを取り付けての打ち上げを計画している。

なお、ファルコン9ロケットの初のデモ打ち上げは現在、2009年前半に予定されている。

いやしかし本当に9基付いちゃってますねえ… 能力的には幾分冗長性を持たせてるんでしょうけど、しかし豪快です。 N1やエネルギアのケツもそうですが、こういうのが実にたまりません。 信頼性で言えば現在はFalcon1の成功実績が1/4なのですがどんなもんでしょう。 単価が安いので数打つ方向なんでしょうかねやっぱり。 ちなみにFalcon9のペイロードはH-IIA2024型に匹敵します。
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