若田光一さんが会見  宇宙に日本人初の長期滞在へ 2月12日に打ち上げ [産経]

日本人として初めて、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する若田光一さん(45)が10日、訓練先の米航空宇宙局ジョンソン宇宙センター(テキサス州)と宇宙航空研究開発機構の東京事務所(東京都千代田区)を衛星回線でつなぎ、記者会見した。若田さんの宇宙行きは日本人最多の3度目。

若田さんは2月12日、スペースシャトルディスカバリー」でISSに向い、3カ月間ほど滞在する。「マラソンをするような非常に長丁場のフライト。体調をしっかり整え、良い仕事ができるようにしたい」と話した。

滞在中は自らも実験台となり、無重力などの宇宙環境が心身に与える影響を調べる。また、尿を飲料水に再生する装置なども試し、将来の月や火星の有人探査に向けた検証を行う。

帰還直前の5月下旬には、別のシャトルで運ばれた日本実験棟「きぼう」の船外実験施設をロボットアームで設置。昨年3月に建設が始まった、きぼうの完成に立ち会う。

重要な任務の連続に、「日本人の頑張りを世界にアピールしたい」と話す若田さん。「家族の写真を持っていき、毎日2時間半の運動でストレスを解消しながら、仕事に励みたい」と気を引き締めていた。

気がつけばもうあと1ヶ月後なんですね。 3ヶ月間の長期滞在の仕上げに「きぼう」の曝露部を取り付けて完成させてから帰還の運びとなります。 尿リサイクル水のテイスティングにも関心が集まりそうであります。