平成21年1月理事長定例記者会見 [JAXA]

9月にはHTV初号機打ち上げがあります。初号機は技術実証機で、着実に開発を進めているところであります。これによって、国際約束でもあるISSへの物資輸送の一端を日本も担うことになります。

おお、どうやら9月の線で進んでいるようです。 これは是非見に行きたい。 この季節なら良い天気で見られそうなので期待が高まります。

今年は、2人の宇宙飛行士が宇宙へ行って長期滞在をする予定であります。2月12日に、若田宇宙飛行士が滞在予定で約3.5カ月、また、12月頃には野口飛行士が約6ヶ月ということで長期滞在を予定しております。

半月後には日本人初の長期滞在が順次始まるんですよねえ。 H-IIB(HTV)などもありますし、今年は2006年並にイベントが多そうです。

平成21年度予算案が決まりました。国会審議を経て4月1日から執行できることを期待しているところです。おかげさまでJAXAの予算は約1,925億円です。これは、前年度比2.6%増となります。ここ4年間は連続してアップしており、また、ここ数年の2%アップのところが2.6%アップとなったのは、宇宙基本法が成立した状況によるのではないかと思います。我々としては、この予算を有効に活用して日本の宇宙活動を積極的に進めていきたいと考えています。これに基づいて新たなプロジェクトとして2つ認められております。一つが、陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)で研究開発に着手して、5年後をめどに打ち上げを考えたいと思います。二つめがX線天文衛星(ASTRO-H)で、日本の強みを発揮できるように焦点を絞った計画になります。

じわりじわりではありますが予算は一応増え続けているそうです。 ALOS-2は5年後打ち上げ。 これはSAR衛星ですが、光学衛星は検討されてるんでしょうかね。

探査関係が遅れておりますが、探査に必要となるソーラーセイルの実証衛星は、PLANET-Cと一緒に打ち上げますし、それ以降の計画、「かぐや2」、「はやぶさ2」がなかなか決まらず四苦八苦しておりますが、是非、探査関係も着実に後継機を用意してやっていきたいと思っているところです。

「かぐや2」「はやぶさ2」はホント早く立ち上げて欲しいところです。