二人の現役パイロットが宇宙飛行士候補者に選ばれたワケ [三菱電機 DSPACE]

「油井さんは最終審査に残った10人の中で自然にリーダーシップをとり存在感があった」(大西さん)。「大西さんは副操縦士だけあってよく気がつき穏和で、私がリーダーシップをとっているときはフォロワーシップを発揮してくれた。冷静沈着、またリーダーシップも備えている。」国際宇宙ステーションの中では様々な仕事があり、自分の担当の仕事ではリーダーシップを、また他のメンバーの仕事のときはフォロワーとして仕事を補助する能力が求められる。リーダーとフォロワーが常に入れ替わり、チームワークを形成するのだ。

大西卓哉さん(左)と油井亀美也さん。最終選抜に残った10名は1週間、閉鎖施設で缶詰になるうち強い絆が生まれたという。「人生の友と知り合えただけで結果はどうなってもと思った」(油井さん)「閉鎖実験後にどの人と宇宙に行きたいか、行きたくないかと面接で聞かれた。その質問もショックだったし答えた自分にもショック。きつかった瞬間です」(大西さん)

宇宙兄弟」ばりのシビアな試験が行なわれていたようです。