小沢代表、会見で辞任否定…不公正な国家権力行使と批判 [読売]

小沢氏の記者会見は約40分間にわたって行われた。小沢氏は冒頭から、「衆院選が取りざたされている時期に異例の強制捜査が行われたことは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力の行使だ」などと東京地検の捜査手法への批判を繰り返し、徹底抗戦する姿勢を見せた。秘書の逮捕について、「この種の問題で、今まで逮捕、強制捜査というやり方をした例は全くなかった。異常な手法だ。民主主義を危うくする」と批判した。

政治団体からの献金西松建設からの献金だとの認識があったかどうかについては、「西松建設そのものからの企業献金という認識に立っているとすれば、政党支部で受領すれば何の問題も起きなかった。私どもの資金管理団体の担当者は政治団体からの寄付という認識のもとだったから、政治団体と記載したと報告を受けている」と説明した。その上で、「献金してくれる人に金の出所を聞くのは失礼なことで、せんさくをするようなことはない」と語った。「秘書が相手側に便宜供与したということがあるなら、甘んじて捜査を受ける。私も秘書も全くそういう事実はない。何ら政治資金規正法に違反する点はない」と述べ、潔白だとの認識を繰り返した。

【小沢氏秘書逮捕】「見逃せない犯罪」 捜査批判に冷静な検察 [産経]

準大手ゼネコン「西松建設」(東京)からの事実上の企業献金は、多くの与野党の議員側も受領しているが、検察首脳は「小沢氏の団体が受け取った金額は他の議員と比べて突出しているうえ、証拠の上からも、西松からの金だと認識していた可能性が高い」と悪質性を指摘する。
逮捕容疑となった2100万円を下回る金額でも摘発例はあり、「明らかな犯罪行為があれば看過できない」と語る。
別の検察幹部は「民主党は1円から収支報告書に記載すべきだとしている政党のはず」と述べ、3月末で一部が時効を迎えることから、「このタイミングしかなかった」と話した。

真っ向から否定したようです。 一応それなりに押さえた上で逮捕に踏み切ってるんでしょうから捜査自体を非難するのは心証悪くすると思うんですが。 「衆院選が取りざたされている時期」とか「どうしてこのタイミングで」とか小沢さんもどこかのコメンテーター達も同じような事言ってますけど、確か麻生政権が誕生した去年の秋以来もうずーっと毎日のように選挙選挙言われ続けているわけでw、容疑を棚に上げて陰謀論を振りかざすのはホントどうかと思いますよ。 自民側だって捜査が入る可能性は有り得るわけですし、イケイケに水を差された気持ちは分からんでもないですが今回の件についてはちょっとくらい自民の慎重な姿勢を見習うべきではないですかね。

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検察関係者によると、小沢代表の第一公設秘書、大久保隆規容疑者(47)はここ数日、任意で特捜部の事情聴取を受けていた。精神状態が次第に不安定になっていたという。

西松建設の捜査では先月二十四日夕、長野県の村井仁知事の衆院議員時代の公設秘書だった県総務部参事の右近謙一さん(59)が聴取を受けた後に自殺していた。憔悴(しょうすい)していた大久保容疑者も自殺の恐れが出てきたために逮捕する方針が二日夜に固まったという。

万一の事態を恐れて、というのもあるようです。

西松前社長「献金はダム受注目的」 影響力を期待 [朝日]

小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」をめぐる違法献金事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された準大手ゼネコン「西松建設」前社長の国沢幹雄容疑者(70)らが東京地検特捜部の調べに対し、「小沢代表側への献金はダム工事などを受注するためだった」などと供述していることが関係者の話でわかった。

実際、西松建設は06年に、国土交通省が発注する岩手県奥州市の「胆沢(いさわ)ダム」工事の一部を約100億円で受注。同社側はこの受注を献金の成果と受け止めていたという。

小沢氏側が西松建設に献金請求書…「企業献金」認識か [読売]

二つの政治団体は「新政治問題研究会」(1995年設立)と「未来産業研究会」(98年設立)。特捜部の調べなどでは、陸山会は2団体が解散した2006年までの4年間に、実質的に西松建設からの献金と知りつつ、2団体名義で計2100万円の違法な企業献金を受け、2団体からの献金と記載していたとされる。複数の同社関係者などによると、こうした献金の要請は、小沢代表の秘書らから同社東北支店(仙台市)などに寄せられていたという。

要請があると、同社では本社の総務・経理部門を統括する管理本部の本部長らが、政治資金規正法違反容疑で再逮捕された前社長・国沢幹雄被告(70)(外国為替及び外国貿易法違反罪で起訴)らの了承のもとに金額を決定。この金額を伝えられた陸山会側は、改めて請求書を作成し、西松建設に渡していた。

その後、請求書は2団体側に渡り、献金額の振り分けは、団体の手持ちの資金に応じて、決定されていた。振り込みの手続きは、2団体の代表を務めるOBが行っていた。献金が終わると、陸山会側から2団体に領収書が送られてきたという。

こうした手続きは毎年繰り返され、陸山会側から西松建設側に、「今年もよろしく」などと、前年並みの献金額を求めることもあったという。献金額は、新政治問題研究会が03〜05年に各500万円、06年が100万円。未来産業研究会は03、04年が各200万円、05年が100万円となっている。2団体には西松社員が会費を振り込み、後で同社が賞与などで補填(ほてん)していた。

「献金元は西松建設」、会社側が小沢氏秘書に伝達か [日経]

準大手ゼネコン西松建設民主党小沢一郎代表の資金管理団体陸山会」に違法献金したとされる事件で、同社側が、小沢代表の公設第1秘書で陸山会会計責任者、大久保隆規容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=に対し、2つの政治団体からと装った献金の実際の出し手が西松建設であると伝えていたことが4日、東京地検特捜部の調べで分かった。

なんか次々に出てきてます。