冷却水弁を誤操作、3億円無駄=H2B燃焼試験で−宇宙機構など [時事]

宇宙航空研究開発機構三菱重工業は31日、種子島宇宙センターで27日に予定していたH2Bロケットの第1段燃焼試験を延期した原因は、発射台から放出する冷却水の元弁を誤って閉めた人為ミスだったと発表した。このミスで燃焼試験は4月1日に延期され、廃棄した燃料費と人件費の計約3億円が無駄になった。
同センターで記者会見した中村富久H2Bプロジェクトマネジャーは「皆で一生懸命やってきたことに水を差す結果となり、大変残念」と話した。

どうやら「開け忘れ」ではなく「閉めてしまった」らしい。

H-IIBロケット・CFTは4/1午後2時に [大塚実の取材日記]

CFTの1回目が「冷却水供給異常事象」により中止になった原因は、すでに発表されているように、手動の元栓が閉まっていたためだが、これは作業者間の引き継ぎ不足により、一度開けた弁を、別のチームがまた閉めてしまったのだそうだ。詳細については、CFT実施後の記事にでも書きたい。

それでやり直しのCFTだが、実施は4/1の14:00に予定されている。以下の表では、今日の9:00に機体移動が開始したことになっているが、強風により、これは夕方に延期されている。明日の燃焼試験に影響はないそうだ。

何故閉めてしまったかというと、引き継ぎがちゃんと行なわれなかった事が原因らしい。 引き継ぎは重要ですね。 CFT1は明日の14時ということで、またライブカメラの画像をチェックしとこうと思います。 CFT2も順延の模様。

23時現在、既に機体が第2射点に移動されています。