宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機(初号機) 打上げに向けた準備は順調に進行中(2009年06月30日) [JAXA]

補給キャリア与圧部には、物資輸送用バッグ(Cargo Transfer Bag: CTB)に収納された食料品や衣服などの補給品および各種実験試料が、HTV専用の補給ラック(HTV Re-supply Rack: HRR)に格納された状態で搭載されました。また、補給キャリア非与圧部には、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォーム実験装置である超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submilimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)と、NASAの実験装置が、曝露パレットに取り付けられた状態で搭載されました。

ペイロードの搭載が完了した後には、補給キャリア与圧部と補給キャリア非与圧部を結合する作業が行われました。その後、6月24日に電気モジュールと推進モジュールを含めた全機結合が行われました。

HTV初号機は、全機結合までの組立作業を終え、今後、全機点検や燃料の充填など、打上げに向けた最終準備段階に入ります。

H-IIBがGTVを控える中、HTVはほぼ完成状態となったようです。というわけで全機結合の写真が山盛り。でっかいなあー。