「かぐや」が月から贈り物 Google Earthに月面モード [ITmedia]

きたあああああああああああ

月面モードはGoogle Earthの現バージョン「5.0」で対応。ウインドウ上部の土星マークをクリックして、表示を月に切り替えればOKだ。拡大縮小や回転など、マウスで操作しながら月を自在に観察できる。クレーターや海などに着けられた地名を同時に表示したり、地質図や地形図の表示に切り替えることもできる。

アポロ計画で着陸船が月に着陸した地点なども示されており、月探査の歴史をたどれるようになっている。Google Earthの「ツアー」機能を使い、3DCGによるアポロ11号着陸を詳細に再現したガイドツアーも収録。着陸船「Eagle」が切り離され、月を周回しながら降下、着陸する様子が実際の月面モデルを使ってユーザーの目の前で再現される。

画面の下部には「Image NASA/USGS/JAXA/SELENE」というクレジット表記が入っている。月面モードの表示には、宇宙航空開発機構(JAXA)が打ち上げた月周回衛星「かぐや」の観測データが使用されているためだ。

GoogleJAXAとコンテンツラインセンス契約を締結。JAXAは、かぐやのレーザー高度計データをもとにした月面地形図などをGoogleに無償で提供。月面モードはこのデータを活用して月表面を再現している。

ちょうど4年前に公開した「Google Moonは、Googleマップの月面版で、画像を貼り合わせて作ったWebベースのアプリケーションだった。リアルに再現された月のバーチャルツアーを楽しめるのは今回の月面モードが初めてで、Googleのジョン・ハンキ副社長は「JAXAのデータなしではできなかった」とJAXAに感謝している。

月面モードでは、かぐやが地形カメラでとらえた克明な写真を見られるほか、ハイビジョンカメラで撮影した映像もYouTube経由で視聴できるようになっている。

JAXAが今回提供したデータは分解能1度(緯度方向)の全球高度データなど。11月には1/64度の全球データを一般公開する予定で、月面モードにも反映させたいとしている。

JAXAの佐々木進・SELENEプロジェクトチームプロジェクトマネージャは「今後も同様の協力を進め、月や宇宙への関心が高まるのを期待したい」と話している。

というわけで、GoogleEarthに「かぐや」のデータを用いた月面モードが! いやあ来るとしたらデータ公開の11月に合わせてくると思ってたので舞い上がってしまいましたが、どうやら今回公開されたものは精度が落とされており、やはり11月以降に高精度のデータがアップデートされるようです。今はまだ研究中ですしね。とりあえず「地形の精度」設定を上げまくってハァハァしてたら空冷が悲鳴上げた。

Google Earthに月面を歩ける「月」モードを追加 JAXAなどがコンテンツを提供 [PC Online]

コンテンツの基となるデータは、米航空宇宙局(NASA)、宇宙飛行士、JAXAなどが提供した。このうち、JAXAは、レーザー高度計で収集した月面地形図や地形カメラで撮影した画像、かぐやで得た高分解能画像や重力場の観測データなどを提供している。今後も継続的にデータを提供する予定で、「11月以降には、今より詳細な月面地図が見られるようになる見込み」(JAXAの月・惑星探査プログラムグループSELENEプロジェクトチームの佐々木進プロジェクトマネージャ)だ。

うおおお、やっぱりどんどんデータが追加されていくようですね。これはたまらん。