衛星ひまわり8・9号、運用を民間委託へ [読売]

気象庁は5〜7年後に打ち上げる気象衛星「ひまわり」8号、9号の管理運用を民間企業に委託する方針を固めた。

民間の資金や技術を活用するPFI方式を、気象衛星に導入するのは初めてで、コスト削減が期待できる。企業が地上送信施設を調達し、衛星の向きや軌道を修正したり、観測データの送受信を行う。

ひまわりは故障に備えて2基体制で運用されており、現行の6、7号は2015年に寿命を迎える。1〜7号は、共同で打ち上げた科学技術庁(当時)や国土交通省航空局が運用したが、次期衛星は気象庁が単独で打ち上げ、運用も担当する。

衛星2基の運用には、準備期間を含めた20年間に200億円以上の経費がかかると見込まれる。同庁には運用業務の経験や地上施設がないが、民間委託により最大数十億円のコスト削減がはかれるとして、来年度予算案の概算要求に盛り込むことを決めた。受注には通信や放送など民間の衛星で実績を持つ企業数社が、関心を示しているという。

以前から検討されていた民間委託案が方針化されたそうです。しかし「準備期間を含めた20年間」って一体何年運用する気なのか…と思いましたがよく考えれば最長でそれくらいは行きますね。設計寿命で即廃棄ってわけでもありませんし。