技術試験衛星VIII型「きく8号」(ETS-VIII)の最近の成果と現状 [JAXA]

きく8号」の成果と現状まとめ。ビームを変形させたり出来るようになったらしい。また、衛星バスのDS2000はやはり時期気象衛星ひまわり8・9号にも適用されるそうです。
あと以前あったイオンスラスタの不具合ですが、

  • 今回の異常により、イオンエンジンサブシステムは正常に起動できない状況にあるため、再プログラミングにより異常を回避して起動できるようにし、ミッション期間終了後に、軌道上での動作確認を行う。(推定原因の検証)
  • 南北軌道制御は、バックアップの化学推進系スラスタを用いて平成22年7月頃まで実施する。それ以降は東西軌道制御のみ実施する。(10年間の東西軌道保持のため)
  • 南北軌道制御中止後についても、軌道変動分を衛星の姿勢を変更することで補償することにより、通信実験の継続は可能である。

ということで、再プログラミングの上でミッション終了後に検証を行なうそうです。これでもし問題無く動作できるようになっても南北制御は行なわないんでしょうかね。