運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の気象観測の地上処理システムの異常について(第2報) [気象庁]

11月16日(月)8時すぎ、「運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)」(以下、ひまわり6号)の気象観測の地上処理システムに発生した障害は、衛星本体の微小な動き(軌道上での微動)の予測を行うプログラムが、衛星の実際の動きとは異なる計算結果を生じ、これを用いる観測画像処理プログラムがこの値を異常値と判断し処理を終了したものでした。

ひまわり6号による観測画像の提供を再開するためには、この予測計算が常に正しく行われる必要があり、調整等作業に今後一週間程度を要する見込みです。それまでの間は「運輸多目的衛星新2号(ひまわり7号)」による観測を継続します。

ひまわり6号:トラブルの原因は画像処理システム誤作動 [毎日]

気象衛星「ひまわり6号」の観測画像が16日から処理・配信できなくなっているトラブルで、気象庁は18日、衛星の動きから画像のずれを予測して補正する同庁の画像処理システムの誤作動が原因と発表した。ひまわり6号は今月11日に姿勢にずれが生じ、翌12日に復旧したが、その後も通常とは異なる微動が散発的に起こったため、同システムによる予測が正しく機能しなかったという。

地上側で行なっている予測システムがちゃんと予測しきれなかったためエラーが発生したらしい。想定外の動きには弱いのかな。