ジャストシステム、一太郎2010やATOK 2010を発表 〜ATOKはiPhone、Android向けも近く投入。Google IMEは歓迎 [PC Watch]

ATOK 2010は、文脈処理における新しいアルゴリズムを導入。同音異義語の出現確率や、前方単語との距離を考慮した組み合わせ確率を総合的に判断。また、変換エンジンのベースとなる統計情報も洗練し、変換精度を上げた。

例としてATOK 2009では「歓談の佐賀は何彩りを与える」となるのが、ATOK 2010では「寒暖の差が花に彩りを与える」となり、「社内に派遣先材がそろっている」は「社内には検査機材がそろっている」と変換されるようになる。また、「エコ素材」などが含まれる文章では「ほうそう」が「包装」に、「新番組」などが含まれる文章では「放送」になる。

手元のATOK2009によると「寒暖の差が鼻に彩りを与える」になりました。まあ確かに鼻炎持ちの自分の鼻も季節の変わり目には大変彩られていると言えますが。

さらに、コンシューマ事業部企画部の佐藤洋之氏は、ATOKの将来について、iPhoneAndroidChrome OSといったプラットフォームに向けた製品も計画中であることを明らかにした。その先には、「Cloud ATOK」、「RIA (Rich Internet Application) ATOK」、「Web ATOK」といったものも予定しており、「皆さんが想像するよりも早く市場に投入する」との計画を示した。

iPhoneに来ますか。もし出たら買っておきたい所ですが、どうやって実装するんでしょう。

Google参入「ウェルカム」──「一太郎+ATOK 2010」の“日本語表現力”はどこにも負けない [ITmedia]

iPhone版、Android版などの投入時期は2009年12月現在は未定だが「みなさまが想像されるより早い段階で発表できると思う」(佐藤氏)という。iPhoneは例えば、アドレス帳に登録した文字列を入力時の学習単語として活用する例もあるが「展開方法や仕組みは残念ながらまだ言えない。ただ、アプリとするならばよくある有料iPhoneアプリの範囲内に収まる程度の価格でなければとは考えており、標準のものより“さすがATOK”と思ってもらえるの変換精度や使い勝手も必要。期待してほしい」(ジャストシステム)。

とりあえず期待して待ってます。春先までには出てくるかな?

「参入はウェルカム。ATOKが現時点で競争相手にしているのは、マイクロソフトやアップルのOSに標準で備える無償ソフト。Googleも無償ということで、商的には同じと考えている。逆にGoogleのような新たな取り組みを展開する会社が日本語入力の分野に参入することは、それだけ注目が集まることを示す。開発陣も今後、熱意を持って(これ以上のものを──、よりよいものを──と)取り組むことができると思う」(ジャストシステム コンシューマ事業部の佐藤洋之氏)

google日本語入力はまだ試してませんが、ATOKの校正支援とかとはある意味対極にあると思うのでその面ではあまり食い合いにはならない気がします。