「PCブラウザ最速は弊社のプライド」 - 再躍進を目指すOperaの取り組み [MYCOM]

Operaはキャッシュマネージメントが巧みで、データの使いまわしがうまい。実際に使ってみるとサクサクと動作することを体感できる。従量制の課金通信では、こうしたキャッシュ機能がそのまま通信料に跳ね返ってくる。Opera miniといったモバイル向けブラウザではさらにこうした要望が強い。Operaでは通信内容を削減するプロキシサービスも提供しており、そうしたサービスもOperaの魅力を引き上げている。Operaは開発コミュニティも充実しており、すでに多くのカスタマイズパックが提供されている。一定のシェアを確保した地域では、こうしたコミュニティの便利さもあって、さらにOperaを利用するユーザが増えるという状況にあるようだ。

確かにローエンドな環境で非常に快適に動作するというのは昔使ってたPCでよーく実感してました。非常にサクサクなんですよね。今はOpera Truboなんてのも実装されてますが、これもWILLCOM端末とか細い帯域で外から繋ぐ時に使えます。

Opera SOftware International日本法人代表冨田龍起氏は、たしかにこの2年間は組み込みデバイスや家電デバイスへの開発に注力し、デスクトップブラウザへの取り組みが弱かったかもしれないことを「Operaは最速で熱狂的な支持を得た。この2年間、この面ではちょっと手薄だった感はたしかにある」と説明したうえで「OperaはPCで最速でなければならないというのはOperaの真骨頂でありプライドでもある。それは実現しなければならない」と説明した。

いつリリースされるのか気になるところだが、これに対して冨田氏は「開発は進んでいる。JIT機械語に変換する機能だが、さまざまな機器で動作するOperaではこれをMIPSであったりARMであったりにも適用する必要があり、クロスプラットフォームを実現することに時間がかかっている。リリース日は今は特定できないが、かなり早い時期に提供できるのではないかと思う」と、近いうちに高速化したOperaが発表できるのではないか説明した。Opera SoftwareのCEO、Jon Stephenson von Tetzchner氏は「遅いのはバグだから、直せ」ということを言うそうで、最速にかけるOperaのプライドは今も健在ということだ。

ああそこは認めちゃんだw デスクトップ版のスピードアップはしちゃいましたがまだCarakan待ちなんですよね。早く出てくるよう期待してます。

モバイルデバイスとしてはiPhoneAndroidへの注目度が高い。特に最近では開発者の注目はAndroidに注がれているという。以前、OperaiPhone向けのブラウザは提供しないという報道がされたことがあったが、どうやらこれは誤報だったようだ。冨田氏によると、iPhone向けのOperaは実際には開発しているという。ただ、App Storeに提供できるかどうかはAppleの判断次第なのでどうなるかわからない、ということだそうだ。すべてのデバイスOperaを提供する、まずはビジネスを越えてやってみるという同社の姿勢をあらわしている。

iPhone… だと…?