蒲郡から金星へGO!小型衛星完成 [朝日]

来年打ち上げられる予定の金星探査機「あかつき」と同乗する小型衛星の一つがお披露目されたそうです。

宇宙航空研究開発機構JAXA)が来年5月、金星に打ち上げるH2Aロケットに搭載する小型衛星「深宇宙探査機UNITEC―1」が完成した。中心になって衛星の開発にあたってきた愛知工科大(蒲郡市)が17日、発表した。
衛星は35センチの立方体で重量は約20キロ。種子島宇宙センターから打ち上げられた後、H2Aロケットから切り離され、200日後に地球から6万3千キロ離れた場所で金星に最接近する。
この間、衛星内に設置された6機のコンピューターが宇宙空間できちんと作動するのか調べたり、宇宙から飛んで来る微弱電波を受信する実験をしたりする。データは愛知工科大などが受信する。また搭載された小型カメラで撮影した静止画は、アマチュア無線の電波でも受信できる。
同大や北海道大、九州大のほか、蒲郡市の電子部品製造会社「蒲郡製作所」などが共同で2年前から開発してきた。打ち上げ時の衝撃や宇宙空間での温度変化に耐えられるよう特殊なアルミやジュラルミンを使った。開発費用は1千万円弱で、各大学や企業が負担した。同型の衛星にかかる開発費用の100分の1以下に抑えたという。愛知工科大工学部の奥山圭一准教授(46)は「愛知で作った小型衛星が初めて金星へ飛び立つ。開発費が少なくても宇宙で機能できるということを確かめたい」と話している。

同乗する小型衛星のうち、このUNITEC-1は金星方面の惑星間軌道に投入される初の民間ペイロードとなるそうです。ホント今度のF17は見所が多いですねww