工業高に航空宇宙産業の専門コース設置へ  [中日]

愛知県が2015年に名古屋市で開校を目指す総合技術高校(仮称)に、最先端の航空宇宙産業を学ぶ高専レベルの専門コース設置を検討していることが分かった。県教育委員会によると、航空宇宙に特化したカリキュラムのある高校は全国でも初めて。県は自動車産業に続く、次世代産業の中核として航空宇宙産業の育成を掲げており、人材面での支援態勢を整える。

県教委によると、専門コースは、工業高の卒業生を対象にした2年制の専攻科「先端技術システム系」(定員約20人)の目玉として設置したい考え。

高い精度や耐久性が求められる金属加工や溶接などの技術を習得する一方、約3カ月の実習制度も導入。愛知県内に立地する航空機やロケットなど宇宙関連の部品を手掛ける中小企業に生徒を派遣し、最先端の製造現場を体験させるという。

同県内では三菱重工業の小牧南工場(豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJを生産。昨年、県営名古屋空港(同町)の隣接地に宇宙航空研究開発機構JAXA)の飛行実験場が進出することも決まり、航空宇宙産業が今後発展すると期待されている。

いいなー。愛知には飛鳥工場とかもありますしお膝元って感じですね。