【フィギュア】高橋4回転で失敗も銅メダル 優勝はライサチェク [産経]

フィギュアスケート男子フリーの22番目には、フィギュアの日本男子初の金メダルも期待された高橋大輔(23)=関大大学院=は冒頭の4回転で失敗したが、後半、演技を立て直して銅メダルを獲得した。五輪フィギュアで日本男子のメダル獲得は初めて。

SPで自己最高の90・25点をマークするなど好調の高橋は、逆転金メダルを狙って演技をスタート。五輪用の新しい衣装に身を包んだ高橋は、最初に勝負の4回転ジャンプに挑んだがいきなり転倒。緊迫した雰囲気の中、直後のトリプルアクセルとダブルトーループの連続ジャンプ、トリプルループを決めて立て直した。

持ち前の華麗なステップとスピン、さらにトリプルフリップ、トリプルトールーフの連続ジャンプも決め、さらに後半の見せ場トリプルアクセルも成功。最後の3連続が2連続になってしまったが、場内から盛んな声援が贈られた。

高橋はフリーで156.98点を獲得。SPとの合計で247.23点となり、この時点で2位。次のジョニー・ウィアの得点が高橋を下回った時点で銅メダル以上が確定した。

優勝は、フリーでも完璧な演技をみせたライサチェク(米国)が手堅く4回転には挑戦せず、合計257.67点でさらった。SPで首位だったエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は技の精度を欠いてフリーの得点を伸ばせず、銀メダルに甘んじ五輪連覇を逃した。

織田信成(関大)はフリーの演技中にシューズのひもが切れるアクシデントもあり、合計238.54点で7位。小塚崇彦トヨタ自動車)は231.19点で8位だった。

五輪フィギュア:織田、涙で「自分の責任」靴ひも切れ中断 [毎日]

演技前から靴ひもは切れていたという。だが「感覚が変わると困るから、切れたところをくくってやっていた」と織田選手。足先のわずかな感覚の変化を嫌ったが、それは裏目に出た。

演技の終盤まで何とか靴ひもは維持した。だが最後のジャンプ、3回転ループの着氷が乱れて手をついた瞬間、異変が起こった。「(残った演技要素は)スピンなので、ここまで跳べば(靴に負担がかからずに)行けると思ったけど、全部ほどけた」。審判に自ら中断を申し出、結び直すための中断で減点された。

小塚、4回転決めた 20歳の初陣、力出し切る [朝日]

最初のジャンプに選んだのは、4回転トーループ。日本勢3人の中で、一番4回転の調子が良いのは最年少の小塚だった。その大技を大舞台で決めた。五輪直前まで追い込んだ練習をして、調子を上げてきた成果が出た。

トリプルアクセル(3回転半)で転倒したものの、最後の高速スピンで演技を終えると、何度も右手でガッツポーズ。世界殿堂入りの佐藤信夫コーチとがっちり握手をして満足感を漂わせた。

点数は自己ベストに迫る151.60点。合計231.19点で、残り11人を残して暫定1位。初陣で、自身の力を出し切った。

高橋選手やりましたね! ついに男子で初のメダル獲得。4回転ジャンプは回転不足で転倒してしまいましたがその後に引きずらずビシッと決めて銅メダルですよ。どれだけ演技力高いんだか… 元々転倒は織り込み済みで臨んだとも言ってましたし、そのへんは心構えでしょうね。「全ての道はここバンクーバーに通じていた!」ってアナウンサーこれ凄く言いたかったんだろうなあw

銀はプルシェンコ選手、金はライサチェック選手という鉄板揃い。プルシェンコはちょっと不安定な感じでジャンプも軸がぶれたりしてましたが何故かこけない。ライサチェックは4回転無しながらパーフェクトな演技でしたね。あれは素人目にも納得です。ウィアー選手も良かったと思うんですが思ったより伸びずにブーイング上がってましたね。

しかしメダルを取った3選手のうち2人はブランク組というのも凄いですね。プルシェンコは3年も遠ざかってたのに銀ですよ。いくら人外とは言えw 高橋はホントにもう、2008年の靱帯断裂というどん底から這い上がってこの快挙です。何も言えません。

織田選手は紐の切れるアクシデントが残念過ぎますね… 以前に切れていた紐を、感覚維持するためにそのまま括り直していたそうですが、完全に裏目に出てしまって悔やみきれないでしょう… しかしその後の演技続行を支えた地元の観客の声援はホント温かかったですね。ここまで来る実力はあるのですから、殿には絶対雪辱を果たして欲しいものです。

小塚選手はここ一番で初めて4回転を決めてきてもう鳥肌です。その後トリプルアクセルを失敗したのが点に響きましたが、決勝の舞台で確実に一つのハイライトを演出したんじゃないでしょうか。本人も実に手応えを感じてそうでしたし、今後が楽しみです。

こちらで主な選手の演技がノーカットで見られます。

五輪フィギュア:明智光秀らの子孫も織田選手にエール [毎日]

番外編。

「死に追いやった側なので、織田家には引け目を感じてきた」。光秀の子、於寉丸(おづるまる)の血筋を引くという横浜市の会社役員で歴史研究家の明智憲三郎さん(62)は話す。「本能寺の変がなければ、徳川家でなく織田家が天下を取ったかもしれず、道を閉ざしたことは申し訳ない。織田選手にはバンクーバーで天下を取ってほしい」とエールを送る。

これに対して神奈川県相模原市の元公務員、織田信和さん(63)は「過去のことは水に流している。ありがたい」と歓迎する。織田信長の末裔で「織田信長廟(びょう)」を受け継ぎ供養を続けている織田さん。「メダルを取ってほしい。末裔としては地位を高めてくれるのは結構なこと」と期待する。

また、武田信玄の子孫で武田家当主16世の不動産業、武田邦信さん(61)=東京都世田谷区=は「家系も歴史も超えて応援したい。日本代表として頑張ってほしい」と話す。

実はこの人達楽しんでやってるんじゃないですか?ww