金星へ飛び立つ「あかつき」と初音ミクパネルを見てきた [ITmedia]

合計26万214件と多くの応募が集まって、成功でした。そのうち個人応募が5万4632件、団体申込分が14万8204件(ミクの1万3849件も含む)、米国惑星協会から5万7378件です。米国惑星協会を除く分については、「かぐや」(2007年に打ち上げられた月周回衛星)よりも増えました。搭載するパネルは100枚を予定していましたが、おそらく90枚ほどになります。

応募総数は前回からだいぶ減ったんですが、米国惑星協会分以外は増えていたそうです。へえー、ちょっとこれは意外でした。まあ国民へのアピールという形では従来通り成功したと言えますよね。

キャンペーンの目的に合致したとても良い企画だと思います。現在はおもにJAXAが主導して企画立案や宣伝を行い、メッセージを集めています。しかし、それだとどうしても広がりに限界があります。金星ミクのような自発的な応援活動が、あちこちに草の根的に増えて行くならば理想的です。今後も是非お願いします。

ミクパネルに掲載された絵も全部拝見しましたよ。関係者の中で特に受けていたのは、パイオニア10号のパロディと電波実験でミクが叫んでいる絵です。あかつきのミッションをよく研究されていてうれしかったですね。

やっぱ外から関心を持ってくれるというのは中の人的に素直に嬉しいんじゃないでしょうか。メッセージパネル試作品は予想以上に立派な感じになっています。
実物の衛星って小型のものでも目の前で見るとかなり迫力がありますよね。「あかつき」や「はやぶさ」でもそうですから、「かぐや」や「HTV」に至っては巨大そのもので、写真だけではなかなかこのスケール感は伝えにくいものがあります。