月レーダサウンダーによる地下反射面分布の検出 [JAXA]

月レーダサウンダー(LRS)は月の表側の海において、地下数百mの深さにほぼ水平に広がる反射面を検出しました。LRSによって反射面が検出された領域を左の図(月の表側の西半分の地形図)に黒枠で示しています。また、左図中に白線で示された線に沿った観測データが右図になります。 (a)が嵐の大洋、(b)が雨の海における観測データで、いずれの測線でも複数枚の反射面が明瞭に浮かび上がっています。これらの反射面の正体は、かつて月の表面で蓄積したレゴリスと呼ばれる密度の低い塵の層であると推測されています。

なにやら面的な地層を検出したようです。去年発表された論文からの資料らしい。