初音ミク「あかつき」に搭乗! 種子島で実機を見てきた [ITmedia]

種子島宇宙センターでの公開をナイスレポ。

クリーンルームには、実際に飛ぶパネルが搬入されていた。これはベーキング作業(真空加熱して、宇宙空間でガスが発生したりしないようにする処理)が終わったもの。衛星へのパネル取り付け作業自体はあっという間で、特に変わった工程もないボルト止めだ。

パネルはたくさん重ねた状態で取り付けられた。打ち上げ時にはパネルの上にサーマルブランケット(周囲と同じ金色のフィルム)を被せるので、外から絵柄は見えなくなる。しかしミクが乗っているのは間違いない事実なので、筆者としてはこれ以上ないほど満足だ。

この「IKAROS」にも、「あかつき」と同じく応援メッセージパネルが210枚搭載される。パネルは「あかつき」のそれよりは小さいもので、帆展開用の錘に取り付けられることになっている。

どうやらこの日IKAROSにもメッセージプレートの取り付けが行なわれたそうです。

この「IKAROS」は実験機であり、仮にうまくいかない実験があっても失敗ではない。「うまくいかなかった」こと自体が知見になるからだ。しかし、それでも「あかつき」と同じく成功を祈りたい。

大いにうむ。そしてその出航は是非種子島でしっかりと見送りたいものです。