軌道情報 2010年4月12日[更新] [ISAS/JAXA]

はやぶさ」は、3月27日にイオンエンジンによる連続軌道制御を終了し、今後6月の再突入にむけて、全部で5回の軌道修正を予定しています。図で示すように、各回の軌道修正により、「はやぶさ」の地球に対する接近距離は、少しずつ短縮されていきます。

今回から、B-平面上での表現に代わって、衝突パラメータと、地球へ進入する軌道の傾斜角を軌道修正を追うごとに変化させていく計画を掲げることとしました。衝突パラメータとは、重力がはたらかないで通過する場合の最接近距離を指します。全TCMを通じて、NASA深宇宙追跡網による常時追跡およびテレメトリ、指令送達に関する支援と、カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所による速度計測モニタの支援を受けることになっています。

新しい図。