運輸多目的衛星「ひまわり6号」から「ひまわり7号」への気象観測運用切り替えについて [気象庁]

今年7月から。そうかもう打ち上げから5年が経つんだ。

1.切り替え
平成22 年7 月1 日(木)12 時の画像から「ひまわり7 号」で観測した画像に切り替わります。
2.「ひまわり7 号」による観測の種類
「ひまわり7 号」は、「ひまわり6 号」と同等の観測性能を持っており、「ひまわり6 号」と同じ1 種類の可視画像と4 種類の赤外画像を観測します。観測スケジュールについても全球観測と半球観測を繰り返す現在のパターンを継続します。
3.提供する画像データ
「ひまわり7 号」は静止位置である東経145 度から観測を行いますが、「ひまわり6 号」(静止位置東経140 度)で観測したものと同様の画像データに変換して提供します。
中規模利用局(MDUS)向け及び気象業務支援センターから提供を行っているHRIT(高速情報伝送)形式の画像データに関しては、東経145 度から観測した画像データをそのまま提供します。(利用ユーザに対してはその旨お知らせ済みです。)
なお、今回の切り替えに合わせて、小規模利用局(SDUS)向けに提供を行っているLRIT(低速情報伝送)形式の画像データについては、全球の可視画像データを追加します。
4.画像データの配信
利用局への「ひまわり7 号」画像データ(HRIT 及びLRIT)の配信については、引き続き東経140 度にある「ひまわり6 号」が行います。このため、現行ユーザにおけるアンテナ設備の向きの調整は必要ありません。
5.「ひまわり6 号」による観測の待機運用
「ひまわり7 号」による観測へ切り替わった後には、「ひまわり6 号」は観測の待機運用となり、「ひまわり7 号」が障害等により長時間観測できない場合には、「ひまわり6 号」による代替観測を行います。
6.その他
「ひまわり6 号」から「ひまわり7 号」への気象観測運用の切り替えが、航空機の管制運用(航空ミッション)に与える影響はありません。

切り替えの際には衛星の経度などの変更は無し、7号の観測データは地上に一度送り折り返し6号を介して配信という形になるそうです。