本日のイカロス君 2010.06.16

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の分離カメラの撮影成功について [JAXA]

うおっ、来た!


提供:JAXA

これは凄い、こういう「自分撮り」は宇宙ではなかなかお目にかかれません。最近では「はやぶさ」の子機ミネルバから取得されたパドルの画像がありますが、これを見比べても技術の進歩が伺えます。ミネルバのカメラは確かノートPCのVAIOから流用したものですが、IKAROSのも多分安価に抑えていると思われます。新宇宙からの通信ですしIKAROSの帯域も太いとは言えませんが、かなり鮮明に見えますね。

世界初のソーラー電力セイル展開状態の撮像成功! [JAXA]

こちらにも更に画像あり。素晴らしい。あと一番下にDCAM2kunとのお別れを再現したアニメが(´;ω;`) 何という公式クオリティw

ミッション紹介ビデオでは展開後はけっこうシワシワなイメージでしたが、こうして膜面を見ると結構パリッと伸びてる印象。まあディテールが落ちてる可能性もありますが、安定して展開したことが伺えます。

分離カメラ1は写真のようにカメラからの電波を受信するためにアンテナを持っています. 下に見える箱の中にはカメラをしっかりと掴んでおくための機構(動く機械)やカメラを飛ばすための機構と, 電波を受信するための受信機が入っています.中に入っている機構を動かすと,カメラが上の方にバネで押されて飛び出します. 飛び出したカメラは写真のデータをIKAROS本体に残された受信機に送り続けます. 今回の実験では分離カメラ2の方を飛ばしたので分離カメラ1の出番はもうちょっと後ですね. でも,この受信機は分離カメラ1,分離カメラ2で共通して使うものですので,どちらのカメラも分離カメラ1の受信機に写真を電波で送ることになります.

つまりカメラはそれぞれ別運用がデフォなんですね。まあそんな一度にやっても大変でしょうし。

分離カメラ2はアンテナがついていないだけで分離カメラ1と同じ形をしています. 箱の中に入っている機構も全く同じですが,カメラを押し出すバネの力が少し強くなっているので, 分離カメラ1よりもカメラが速く飛び出します. 6月14日の実験ではこちらの分離カメラ2を飛ばして写真と取りました! 短い間でしたが,頑張って写真を送ってくれたお陰で綺麗なIKAROSの写真を撮ることに成功しました.

今回のDCAM2は勢い良く飛び出し、次のDCAM1はゆっくりめに飛び出すようです。

どうやらスピンレートを若干落としていくようです。帆も十分伸びて安定したからでしょうか。

2機揃って1000万km超え。


DCAM2kun寝言ww てか姉さん…だと…?

自己紹介 もうすぐ私もイカロスお兄ちゃんから分離するの。 私は弟よりもゆっくり飛んで写真をとるんだぁ。 お兄ちゃんのカッコイイ姿をみんなに届けるから待っててねっ☆

くそwwww