ひまわり7号 1日観測開始へ [NHK]

7月からバトンタッチ。

5年前に打ち上げられた気象衛星「ひまわり6号」は1日で観測を終了し、正午からは後継の「ひまわり7号」による観測が始まります。

「ひまわり6号」は平成17年2月に打ち上げられ、赤道上空3万6000キロの静止軌道から雲の画像を撮影して利用者に配信したり、離島や船舶などで観測された気象データなどを収集したりしてきました。6号は予定の運用期間の5年が過ぎたことから、1日昼前に観測を終了し、正午に撮影される雲の画像からは後継の「ひまわり7号」に観測が切り替えられます。「ひまわり7号」は、4年前の平成18年2月に打ち上げられたあと、6号とともに上空からの航空管制に活用され、気象衛星としては6号に障害が発生した際の予備として運用されてきました。7号は6号より東側の軌道上にありますが、撮影した画像データなどは今後、予備として運用される6号を経由して地上に配信されるため、地上側でアンテナなどを調整する必要はないということです。「ひまわり」の観測データは現在、アジアを中心に世界30か国余りの気象機関などでも活用されています。7号での気象観測は、今後打ち上げられる次の衛星に引き継がれるまで、今後5年程度、続く予定です。

というわけで、今後は6号がバックアップに回り7号が観測運用を担う事になります。思えば6号は打ち上げ失敗があったりなど難産でしたが、5年間お疲れさまでした。ちなみにひまわり8号の打ち上げは2014年頃を予定しています。